2024.07.17
【サイバー攻撃による会社のリスク】
営業の水上です。
今回はサイバー攻撃を受けた場合の、企業のリスクについてお伝えします。
最近は九州のとある病院でもサーバー攻撃を受けたニュースがあったばかりです。
インターネットの普及によって、インターネットに接続した業務を行うことが当たり前になってきました。
インターネットを使ったデータ送信などは便利な反面、さまざまなリスクが存在します。
これらのリスクを適切に管理することは、企業の安定性や信頼性を高めるために重要です。
以下に、企業が考慮すべき主なリスクとその対策をいくつか紹介します。
1 セキュリティリスク
セキュリティリスクのなかでも代表的なものの一つとされるのが、ランサムウェア(不正プログラム)によるサイバー攻撃です。
ハッキングによる不正アクセスや情報漏洩、ウィルスに起因するシステム停止もセキュリティリスクに該当します。
対策:強固なセキュリティ対策を実施し、定期的な監査や脆弱性評価を行います。
2 人的リスク
開発者や運用担当者のミスやヒューマンエラーがシステム障害を引き起こす可能性があります。
パスワード入力ミスなどのヒューマンエラーは、人的リスクに該当します。
特にメール誤送信やUSBメモリ紛失をきっかけとする情報漏洩は、大きな被害を招くことが考えられます。
その他、関係者による内部不正も人的リスクの一つです。
対策:教育・訓練、プロセス改善、自動化などでヒューマンエラーを最小限に抑えます。
3 自然災害リスク
地震、洪水、火災などの自然災害によるシステム障害のリスクがあります。
地震や台風、洪水などの自然災害は、ITシステムにとって脅威となります。
例えば、地震や落雷の影響によってシステムが停止する恐れがあります。
台風や豪雨によって浸水した場合は、機器の故障もありえるでしょう。
また、道路が通行止めになったり、交通機関が止まったりしたことにより社内の人員が不足するケースも、自然災害リスクに該当します。
対策:データのバックアップ、冗長化、災害復旧計画を策定します。
4 ハードウェア・ソフトウェアの故障
サーバーの故障、ストレージの障害、ソフトウェアのバグなどがリスクです。
OSやアプリケーションなどソフトウェアの不具合による障害も、ITリスクの一つです。
ソフトウェアのバグなどが該当します。
サーバーなどハードウェアの障害も、ITリスクの要因になります。
製品の不良や経年劣化によっても、物理的な破損が生じやすくなるでしょう。
対策:モニタリング、予防保守、バックアップ戦略を実施します。
5 賠償リスク
システム開発企業は、提供しているサービスの納期が遅延することや、システム納品後の不具合によって第三者に経済的損失を発生させてしまい、損害賠償請求を受けるリスク等があります。
発注企業とのトラブルによって発生する損害賠償金は高額になるケースも多く、特に顧客に多大な損害を与えてしまった場合は、自社の存続が危うくなる可能性もあります。
対策:賠償責任保険への加入。
IT技術やインターネット接続が必要不可欠な存在となった昨今、企業においてITリスク管理が重要となっています。
企業が提供するサービスでシステム障害が起きると、顧客離れや経営危機につながりかねません。
そのため、さまざまなITリスクに備えられるよう、優先順位を見極めて適切にITリスク管理を行なうことが大切です。
今回はサイバー攻撃を受けた場合の企業のリスクについてお伝えしました。
上記の内容のご相談がありましたら弊社までご連絡お待ちしております。
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