2020.06.16
「終活」とは…
今回のブログは、入社6年目の営業主任吉田がお送りします。
私の名刺に終活活動ガイドと肩書きがあります。
みなさん一度は耳にしたことがあると思いますが、「終活」って何から始めるべきか?
まだ若いから今は考えたくない、そもそも資産も財産もそんなにないから関係ないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事を読んでいただいた後に、考えてみるきっかけに、そして興味を持っていただければ幸いです。
「終活」の背景
高齢化社会を迎え価値観の多様化とともに、従来はタブー視されていた自分や家族の人生のエンディングについて早くから考え、行動する「終活」が注目されています。
以前は村で亡くなった人がいると、隣保班や隣組から手を借りて墓掘りや御斎(おとき)をしていました。
私の実家がある天草では法事の席でガネ揚げ(さつま芋の天ぷら)が作られます。
子どもの頃は近所で葬式があるとガネ揚げが食べられると楽しみにしていました。(不謹慎ではありますが)
昔は農家が多く、常に協力し合って生活していましたが、現代ではお勤めの方が多く近所付き合いも希薄になりました。
最近は田舎でもお通夜や葬式は葬儀社で営まれるのがほとんどです。
また、農家が主流だった頃は親子同居は当たり前でしたが、近年田舎でも親と子どもは別居というのをよく見かけます。
それだけ個を重視する時代になったということです。
つまり、みんないずれは迎えるべき死をあらかじめ準備する「終活」が必要な時代になってきたのです。
私の体験より
私は6人兄弟の末っ子で、姉や兄は都会にいます。
3年前に母が亡くなりましたが、悲しみに浸る間もなく実家の荷物の整理という難題に直面しました。
数日後には姉や兄は帰ってしまいます。
葬式の夜に作戦会議をして綿密に対策を立てました。
昔、宴会は自宅でしていたので、皿や茶碗、コップが山のようにありました。
15年前に亡くなった父の服、我々6人兄弟の子どもの頃の服や学生時代のもの、郵便物や書類などお構いなしに捨てました。
姉や兄がいたので何とか片付きましたが、これを私一人でと思うと最初から諦めていたでしょう。
最近は実家の荷物整理を専門の業者さんに依頼すると聞きますが、その気持ち良く分かります!
相続でも問題がありました。
田舎の土地なので資産価値はほとんどないのですが、大きな田舎造りの家と小屋、休耕田にどこまでが範囲か分からない山がありました。
父が亡くなった時に私の名義に変更していましたが、家と一部の土地は父の名義のままでした。
6人兄弟のうち2人の姉は既に亡くなっていて、甥姪に代襲相続があり5人の甥姪に署名捺印もらわないといけませんが
甥の1人がオーストラリアに住んでいて全員の署名を揃えるのにかなりの時間と労力を費やしました。
また晩年に母は軽い認知症で、再発行された同じ番号の通帳が何冊も出てきました。
保険の申請や解約の手続きをと思うのですが、どこの会社で入っているのか分かりません。
葬儀の後、荷物の整理・相続・預金や保険の手続きとするべきことがたくさんありました。
体験を通して
まず、身の回りの品を整理しておく。
最近は断捨離と言って物に執着しないで身軽に生きることを目指す考え方が浸透してきました。
子どもや配偶者に余計な負担をかけないために、自分の身体が動くうちに準備しておきましょう。
次に資産や相続について。
自分の資産がどれくらいか把握しておきましょう(額だけでなく範囲も)。
相続できるのは誰までか、そして税金対策も。
そして、保険について。
どこの会社にどのような内容で入っているか、家族が分かるようにしておきましょう。
自分が亡くなった後に請求してくれる人が手続きしやすいようにまとめておきましょう。
せっかく永きに渡り掛けていた保険が請求漏れで受取れないのはもったいない!
そして解約や名義変更の手続きもお忘れなく。
また、保険の見直しも必要です。
契約の保障内容が現在の生活様式に合っているか?
子どもの成長やご自身の収入の増減によって変わってくるので、身の丈に合った内容になっているか診断を受けてみましょう!
最後に
いかがでしたか?
少しは「終活」が身近に感じられましたか。
ご自身の準備のため、またお父さんお母さんの準備のため少しずつ意識してみましょう。
いざとなってから慌てないためにも。
終活についてのご相談はそうごう保険SHOP 吉田まで