2022.02.24
\18歳から大人に! 契約クイズに挑戦!!/
こんにちは。オフィス担当の犬賀です。
まだまだ寒い日が続いていますね…。体調崩されないようお気を付けください。
さて、皆様は成年年齢が2022年4月から、現行の20歳から18歳に引き下げられるのをご存知でしょうか?
今回の民法改正で約140年ぶりに成年の定義が見直されるようです。
成年に達すると、親などの法定代理人の同意がなくても、自分の意思で様々な契約ができるようになります。
契約を結ぶかどうかを自分で決めるということは、その契約についての責任も自分で負うということを意味します。
消費者トラブルにあわないためには、正しい知識を持って契約に臨むことが大切です。
次の①~③のクイズに答えて契約にかかわる知識を確認してみましょう!
① 喫茶店でコーヒーを注文したが、直後に急用ができてしまった。
コーヒーが提供される前なら、注文を取り消せる?
A 取り消すことができる
B 原則、取り消すことはできない
② 中古車を購入した。販売店から修復歴はないと言われたが、実際は修復歴があった。
契約を取り消せる?
A 契約を取り消すことができる
B 契約を取り消すことができない
③ 消費者生活で不安になったときにかける電話番号は?
A 消費者ホットライン【188】
B 消費者ホットライン【811】
~回答と解説~
① 答え 原則、取り消すことはできない
契約にあたっては必ずしも書面を作成する必要はなく、原則、口約束でも成立します。
一度契約すると、原則として一方の都合だけで契約をやめることはできません。
② 答え 契約を取り消すことができる
事業者の不当な勧誘により、消費者が誤認や困惑して結んだ契約や、通常の分量や期間などを著しく超える過量な内容の契約は、消費者契約法により取り消すことができます。
③ 答え 消費者ホットライン【188】
消費生活に関するトラブルは消費生活センター等に問い合わせましょう。
消費者ホットライン【188】に電話すると、最寄りの消費生活センターが案内されます。
相談料は無料です。困ったなと思ったら一人で悩まず、すぐに相談をしましょう!
いかがだったでしょうか?
若い方は特に契約に関する知識や社会経験が少なく、契約の重みや内容をよく理解していないことがあります。
そこに付け込み、成年に達したばかりの者を狙う悪質な業者は少なくありません。
成年年齢の引き下げ後は、よりいっそう消費者被害の拡大が懸念されます。
トラブルに遭わないために、契約に関する様々なルールを知ったうえで、その契約が本当に必要かどうかをよく検討することが大切です。
正しい知識を身に付けて、自分の身は自分で守りましょう!!
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